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こんにちわー!  みんなに私が大活躍する
「白ソレ」の物語を紹介しちゃうね!

北欧はアイスランド。この国の原生林には、本来ならあるはずもない遺跡があったわけ。遺跡の名前は「時の船」、その存在は人類が文明を持つよりも遙か過去から存在し、その中には神話に出てくる狂戦士・ ベルセルクが眠るって言われてたの。

この、ベルセルクって言うのは北欧神話に登場する狂戦士のことでね、獣の毛皮に鎧を纏って死ぬまで……どころか死んでも戦い続ける戦士のことなんだけど、本物のベルセルクは戦士どころか人間ですらなかったのよ。

神々の時代に造られた戦闘生物でもあるベルセルクは、他の生き物を吸収してより強く、より強大になっていく。
しかも仲間同士で殺し合うことで、その能力を吸収して際限なく強くなって、最後はこの世界そのものを滅ぼす終末の獣に なっちゃう大変なヤツらなワケ。そんな奴が甦って外の世界に出たら大変!
でも、出ちゃったのよね……

日本から来た鴻埜教授って人が、このベルセルクの種を いくつも遺跡の外に持ち出しちゃったの。このままじゃ大変!

世界は滅ぶし、たまごゴハンは食べられなくなっちゃう!
だって、人間なんかじゃ敵うわけないんだから!
でも、最初に甦ったベルセルクに、弱っちい人間のクセに 無謀な戦いを挑んだ奴がいたわけ。それが村上琉平。 私と契約してマスターになった男の子の名前。
琉平はお姉さんや他の発掘隊の人を護るために、一人でベルセルクに戦いを挑んだの。ムチャだよね、ただの人間のクセにボロボロになって必死になって……
傷ついた琉平から感じたのは温かな心。そして折れない勇気。
だから、私はあいつを勇者って認めることにしたの。後は私の出番。甦ったベルセルクをあっさりすっぱり退治しちゃって、颯爽と復活!……ま、まあ、琉平の力もちょっと借りたけどね。いいのよ、結果オーライなんだから。と言うわけで、琉平は私の契約者・マスターになっちゃったの。 まあ、勇者だって思うんだけど……まだ、あんたのことを認 めた訳じゃないんだからね?で、物語は日本へ続くワケよ。